この記事は
「父が亡くなってから1ヶ月でやった手続き」シリーズの一部です。
手続き全体の流れは
【チェックリスト付】死亡後1ヶ月でやるべき手続き一覧|時系列で分かる実体験
で整理しています。
相続手続き…誰に相談すればいいのか分からない、
司法書士ってどんなことまで頼めるのか知りたい方へ。
この記事では、司法書士さんに相談した実体験をもとに、
依頼の流れ・費用・やって良かった理由を順番に解説します。
今まで他人事のように感じていた相続が、
いざ自分たちに訪れると戸惑うことばかりでした。
預貯金などの遺産を分けるにも
多くの手続きが必要で、
初めて知ることがたくさんありました。
実際に進めてみると、
制度の改正や書類の準備など想像以上に手間がかかり、
専門家の力を借りて正解だったと感じました。
- 相続する土地や家があるか確認したか
- 預貯金や車などの遺産はあるか
司法書士さんに相談した理由
自分たちで下調べをしていく中で、
相続する家と土地があること、
預金や車といった遺産もあることが分かりました。
さらに、
相続税の申告(相続開始を知った日の翌日から10か月以内)
相続登記(相続開始を知った日から3年以内)など、
手続きごとに異なる期限があることも知りました。
当時、知っておきたかった用語や期限を図にまとめてみました↓

特に土地や家などの不動産がある場合、
相続登記の義務化(2024年4月〜)により、
忘れずに手続きを行う必要があることも知ったことで、
「自分たちだけで全ての手続きを進めるのは難しい」
と感じ、専門家に一括で依頼して確実に進めようと決めました。
相続した不動産の所在地が離れていても、
手続き自体は
自宅近くの司法書士さんを通じて進められます。
ただ、
書類提出や相談で事務所を訪ねることもあるため、
距離の近さは大切なポイントだと思いました。
幸いにも自宅から徒歩圏内に事務所があり、
まずは電話で相談を申し込み。
日程を調整し、初回の面談でお話を伺うことになりました。
その後は主にメール中心のやり取りでしたが、
いつでも相談できる安心感がありました。
司法書士さんとのやりとりと手続きの流れ
初回の相談では、
特に指定はありませんでしたが、
必要になりそうな書類をできるだけ持参しました。
持参した書類
- 父の実家の登記簿
- 固定資産税の通知書
- 自動車保険の書類(車種やナンバーがわかるもの)

通帳も持参したかったのですが、見つけるのに手間取ってしまいました。
後日写真を撮って、メールでおくりました。
これらを確認してもらいながら、
- 相続登記の手続き
- 相続関係説明図と遺産分割協議書の作成
を進める方針を説明していただきました。
併せて概算費用の案内もあり、
正式に依頼することにしました。
書類集めに苦労する方も多いと聞きます。
私たちは父が亡くなる数日前に
通帳や重要書類の保管場所を伝えてくれました。
そのおかげで、
比較的スムーズに見つけることができました。
(通帳だけは少し手間取りましたが…)
「こうして整理しておいてくれて助かったね」
と家族で話しながら、
自分たちも今後のために整理しておこうと感じました。
また、依頼後に少し困ったこともありました。
妹が実印を持っていなかったのです。
遺産分割協議書には相続人全員の実印が必要です。
書類が完成するまでに作ってもらうようお願いしました。
家族でも「実印を持っているかどうか」
話す機会はなかなかありませんが、
一度確認しておくとスムーズに進められます。
銀行での手続き
多くの方が直面するのが、
銀行での口座解約手続きだと思います。
故人に預金があった場合、
亡くなったことを銀行に伝えると口座が凍結となります。
その後、
解約手続きを経て、
受け取り人口座へ振り込みとなるのが一般的です。
この際、
戸籍謄本や印鑑証明書(法定相続人全員分)などの
書類を揃えて提出する必要があります。
仮に5つの銀行口座があれば、
この手続きを5回繰り返すことになります。
私たちは相続関係説明図と遺産分割協議書
この2つをあらかじめ準備できたおかげで、
手続きの負担がぐっと軽くなりました。
2つの銀行で手続きを行いましたが、
電話連絡 → 書類の取り寄せ → 書類を返信
という流れだけで完了。
メガバンク・地方銀行どちらも
この方法で窓口に行かずに手続きできました。
特に相続関係説明図は、
司法書士さんの提案で5部作成しました。
最初に複数部用意しておくと安心です。
遺産分割協議書は
原本提出を求められる場合が多いです。
提出時に「返却希望」と明記しておくと確実です。
私は目立つ付箋に「必ず返却」と書いて貼りました。
また手続きをスムーズに進めるためには、次の点も大切です。
- いきなり窓口に行かず、まず電話やWebで手続き方法を確認する
- 口座引き落としになっているクレジットカードや公共料金を事前にチェックする
光熱費など今後も引き落としが必要なものは、
あらかじめ口座変更をしておくと安心です。
どのような引き落としがあるか分からない場合は、
まず通帳記帳で確認してみると良いでしょう。
まとめ|かかった諸費用は約13万円
相続の手続きは、多くの書類や期限が関わります。
司法書士さんに依頼したことで、
安心して手続きを進めることができました。
専門家の力を借りることで、
家族の時間や気持ちにも余裕が生まれたと感じています。
実際、手続きは初回相談日からおよそ1ヶ月ほどで完了。
諸費用は約13万円でした。
※内容や地域によって異なります。
父は
登記関係の書類を一箇所にまとめ、
銀行口座も2つのみ、
クレジットカードは1枚だけというように整理していました。
そのおかげで、私たち家族の負担も軽くなりました。
今回の経験を通して、
「もしも」に備えて
日頃から整理しておく。
この大切さを教えてもらったと感じています。
相続と遺産分割の手続きに目処がついたことで、
生命保険の請求に進みました。
父が最後に遺してくれた大切なお金です。
受け取り手続きだけでなく、
大金を受け取る母の気持ちも考える必要がありました。
そんな実体験は
生命保険の請求方法と受け取りまでの流れ|必要書類と実際の入金までの日数まとめ
で整理しています。
前の記事はこちら:
◀死亡後の年金停止と市役所手続き一覧|実際に連絡した順番と必要書類まとめ


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