この記事では、死亡後の手続きの一部を紹介しています。
家族が亡くなった後に必要な手続き全体の流れは、
こちらの記事で時系列にまとめています。
「家族葬ってどんな流れ?」
「費用はどれくらい?」
「後悔しない選び方は?」
そんな疑問を持つ方へ、
私たちの体験を整理・解説しています。
また、実際に感じた注意点も紹介しています。
これから同じ状況に向き合う方が、
少しでも落ち着いて選択できるきっかけになれば幸いです。
家族葬を選んだ理由と準備で大切だったこと
「見送りは母と私の家族、妹家族でやってほしい」
父が母に伝えていたのが1番の理由でした。
予め父の希望が分かっていた為、
自然な流れで家族葬と決めることができました。
どんな葬儀が希望か…
私たちからは聞けなかったですし、
父としても言い出しにくいことだったと思います。
それでも事前に伝えてくれたことで、
家族として迷わず方向を決められました。
当時は「もっとこうすれば良かったかな」と思い悩むよりも
葬儀をやり切ることだけを考えていたようにも思います。
私たちが実際に体験して重要と感じたのは次のような点でした。
- 家族内で葬儀の範囲や喪主を決める
- 死亡届や火葬許可証の手配状況を確認(死亡届は7日以内に提出が必要)
- 日程・火葬場・棺・祭壇などの基本項目を決める
葬儀の準備を進めるには行政手続きも並行して進めなければなりません。
役所に「死亡届」を提出し、火葬許可証を受け取る必要があります。
死亡届は亡くなってから7日以内に提出が必要で、
葬儀会社さんに代行してもらうことも可能なようです。
私たちは葬儀会社さんにお願いしました。
自分たちで抱え込みすぎず、
任せられる部分は任せてよかったと思います。
火葬許可証は火葬後に押印され、
そのまま「埋葬許可証」として返却されます。
これは墓地の管理者に提出する大切な書類になるため、
破棄せず保管しておきましょう。
家族葬の流れを実体験で紹介
日程や内容の話し合いは亡くなった翌日に斎場で行いました。
葬儀会社さんより順に説明してくださいます。
それに沿って決めていく流れで準備が進んでいきます。
打ち合わせ→日程・斎場や火葬場を決定、
見積もり・契約→葬儀→支払い
といった具合です。
喪主は母からの依頼もあり、
私が務めることになりました。
葬儀日程については、
葬儀会社さんから火葬場の空き状況を伺い、
その場で家族と相談して決めました。
少し慌ただしさはありましたが、
予め家族葬と意思統一ができていたので、
スムーズに進んだと思います。
家族葬のオプション提案を断れた理由
打ち合わせの中で
葬儀会社さんより棺や祭壇のオプション提案もありました。
しかし、私は祖母の葬儀で父と
「棺なんて最後は燃えてしまうんだからな。」
「死んだ人にお金をかけすぎるのも考えものだ。」
と話したことを思い出しました。
「お父さんなら追加しなくていいと言うはず」
妹も後押ししてくれたため、
母の了承を得て基本プランのみで進めることにしました。
実際、オプションを1つ追加するだけでも
数万円単位で費用が変わってくるものもありました。
提案を受けたときは、
気持ちが傾くかもしれません。
「故人の意向」、「家族の納得」
を優先することが大切だと思います。
実際にかかった費用と内訳
我が家の家族葬にかかった費用は、
総額で約53万円でした。
内訳は次の概算表にまとめています。
| 項目 | 概算 |
|---|---|
| 葬儀基本料金(桐棺含む) | 約27万円 |
| 搬送(式場→火葬場) | 約2万5千円 |
| 生花・飾り、追加の花 | 約3万円 |
| 遺体安置料(3日分) | 約8千円 |
| 火葬料(非課税・最上等級) | 約9万円 |
| 御布施など | 約6万円 |
| その他(位牌・心付け等) | 約1万5千円 |
| 合計 | 約53万円 |
全国的には
家族葬の費用は30〜100万円と幅があり、
オプションをどれだけ追加するかで金額は大きく変わります。
今回はシンプルに進めたため、
比較的金額が抑えられた形に収まりました。
火葬料については
故人または喪主の方が
火葬場のある自治体に住民登録があった場合、
免除となるケースもあるようです。
私たちも教えていただくまで知りませんでした。
該当はしませんでしたが、
手続きや制度は葬儀会社さんを頼って
良かったなと思う出来事でした。
家族葬を経験して感じたメリット・デメリット
実際に家族葬を行ってみて、
私たちが感じたメリット・デメリットを整理してみました。
メリット
- 一般葬に比べて準備や当日の進行がシンプルで負担が少なかった
- 小さな子どもがいても落ち着いて参加できた
- 家族の支度だけに集中でき、気持ちにもゆとりがあった
- 最後に父の身支度を家族全員ででき、子どもたちも自然にお別れに参加できた
デメリット
- 香典収入はほとんどなく、その分の費用は家族で負担した
- 「助け合いの意味で葬儀費用を香典で支える」という面では一般葬と差がある
私たちの場合ですが、
デメリットはほぼ感じませんでした。
もちろん、ご親族や参列者の人数などによって感じ方は異なると思います。
費用に関しては
自分たちの上限を考えておくことで、クリアできると思います。
家族葬で後悔しないために意識したこと
- 故人の希望が分かるなら尊重する
- 予算を決めておく
- 家族で方向性を共有する
私たちの場合は、父が「家族だけで見送ってほしい」
と希望を伝えてくれていたため、葬儀の形式を迷わず決めることができました。
また、上位プランは魅力的に見えることもありますが、
後から「予想以上の出費だった」と後悔しないよう、
あらかじめ予算を決めておくことも大切だと感じました。
さらに、費用や葬儀の形式について家族で方向性を共有しておくことで、
判断に迷った場面でも落ち着いて話し合うことができました。
まとめ|家族葬を選んで感じたこと
結論として
私たちにとって家族葬は負担が少なく、
納得できる形でした。
内容を決めてから葬儀まで
2日間と短期間でしたが、
その分濃い時間を過ごせた思います。
当日も
父の身支度や最後のお別れを
家族全員で精一杯行えました。
子どもたちは
怖がることなく花を手向けてくれ、
涙と笑顔が入り混じる時間を共有できました。
火葬場に着くまでのひとときは、
私たち家族にとって忘れられない時間となり、
「家族葬を選んでよかった」と心から思っています。
これから葬儀を迎える方にも、
少しでも穏やかな時間を過ごしてほしいと願っています。
葬儀後は
年金停止手続きや必要書類の取り寄せを始めました。
自治体の相談コーナーを活用することで、
自分自身、家族の負担を減らすことができた経験は
こちらの記事で紹介しています。
死亡後の手続き全体の流れや時系列を確認したい方は、
こちらのまとめ記事をご覧ください。


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