父が亡くなってから1ヶ月でやった手続き⑥|司法書士さんへの相談で相続登記や遺産分割をスムーズに

この記事では、「父が亡くなってから1ヶ月で行った手続き」の中のステップ⑥「司法書士さんへの相談」について、私たち家族の実体験をもとにまとめています。

今まで他人事のように感じていた相続が、いざ自分たちに訪れると戸惑うことばかりでした。
預貯金などの遺産を分けるにも多くの手続きが必要で、初めて知ることがたくさんありました。

特に土地や家などの不動産がある場合、相続登記の義務化(2024年4月〜)により、忘れずに手続きを行う必要があります。

実際に進めてみると、制度の改正や書類の準備など想像以上に手間がかかり、専門家の力を借りて正解だったと感じました。

  • 相続する土地や家があるか確認したか
  • 預貯金や車などの遺産はあるか

司法書士さんに相談した理由

自分たちで下調べをしていく中で、相続する家と土地があること、預金や車といった遺産もあることが分かりました。
さらに、相続税の申告(相続開始を知った日の翌日から10か月以内)や相続登記(相続開始を知った日から3年以内)など、手続きごとに異なる期限があることも知りました。
当時、知っておきたかった用語や期限を図にまとめてみました↓

ここで「自分たちだけで全ての手続きを進めるのは難しい」と感じ、専門家に一括で依頼して確実に進めようと決めました。
相続した不動産の所在地が離れていても、手続き自体は自宅近くの司法書士さんを通じて進められます。
ただ、書類提出や相談で事務所を訪ねることもあるため、距離の近さは大切なポイントだと思いました。

幸いにも自宅から徒歩圏内に事務所があり、まずは電話で相談を申し込み。日程を調整し、初回の面談でお話を伺うことになりました。
その後は主にメール中心のやり取りでしたが、いつでも相談できる安心感がありました。

司法書士さんとのやりとりと手続きの流れ

初回の相談では、特に指定はありませんでしたが、必要になりそうな書類をできるだけ持参しました。

持参した書類

  • 父の実家の登記簿
  • 固定資産税の通知書
  • 自動車保険の書類(車種やナンバーがわかるもの

通帳も持参したかったのですが、見つけるのに手間取ってしまいました。

後日写真を撮って、メールでおくりました。

これらを確認してもらいながら、

  • 相続登記の手続き
  • 相続関係説明図と遺産分割協議書の作成

を進める方針を説明していただきました。併せて概算費用の案内もあり、正式に依頼することにしました。

書類集めに苦労する方も多いと聞きますが、私たちは父が亡くなる数日前に通帳や重要書類の保管場所を教えてくれていたおかげで、比較的スムーズに見つけることができました。(通帳だけは少し手間取りましたが…)
「こうして整理しておいてくれて助かったね」と家族で話しながら、自分たちも今後のために整理しておこうと感じました。

また、依頼後に少し困ったこともありました。妹が実印を持っていなかったのです。
遺産分割協議書には相続人全員の実印が必要です。書類が完成するまでに作ってもらうようお願いしました。
家族でも「実印を持っているかどうか」を話す機会はなかなかありませんが、一度確認しておくとスムーズに進められます。

シリーズ全体の手続きをまとめたハブ記事はこちら:
父が亡くなった後の手続きまとめ(ステップ①~⑦)

銀行での手続き

多くの方が直面するのが、銀行での口座解約手続きだと思います。故人に預金があった場合、亡くなったことを銀行に伝えると口座が凍結され、解約手続きを経て受け取り人口座へ振り込みとなるのが一般的な流れです。
この際、戸籍謄本や印鑑証明書(法定相続人全員分)などの書類を揃えて提出する必要があります。仮に5つの銀行口座があれば、この手続きを5回繰り返すことになります。

今回、私たちは相続関係説明図と遺産分割協議書をあらかじめ準備できたおかげで、手続きの負担がぐっと軽くなりました。

2つの銀行で手続きを行いましたが、電話連絡 → 書類の取り寄せ → 書類を返信、という流れだけで完了。メガバンク・地方銀行どちらもこの方法で窓口に行かずに手続きできました。

特に相続関係説明図は、司法書士さんの提案で5部作成しました。最初に複数部用意しておくと安心です。

遺産分割協議書は原本提出を求められる場合が多いため、提出時に「返却希望」と明記しておくと確実。私は目立つ付箋に「必ず返却」と書いて貼りました。

また手続きをスムーズに進めるためには、次の点も大切です。

  • いきなり窓口に行かず、まず電話やWebで手続き方法を確認する
  • 口座引き落としになっているクレジットカードや公共料金を事前にチェックする

光熱費など今後も引き落としが必要なものは、あらかじめ口座変更をしておくと安心です。
どのような引き落としがあるか分からない場合は、まず通帳記帳で確認してみると良いでしょう。

まとめ

相続の手続きは、多くの書類や期限が関わります。司法書士さんに依頼したことで、安心して手続きを進めることができました。
専門家の力を借りることで、家族の時間や気持ちにも余裕が生まれたと感じています。
実際、手続きは初回相談日からおよそ1ヶ月ほどで完了。諸費用は約13万円でした(内容や地域によって異なります)。

父は登記関係の書類を一箇所にまとめ、銀行口座も2つのみ、クレジットカードは1枚だけというように整理していました。そのおかげで、私たち家族の負担も軽くなりました。

今回の経験を通して、「もしも」に備えて日頃から整理しておくことの大切さを教えてもらったと感じています。


次のステップはこちら:
家族が亡くなった後の手続き⑦|生命保険の受け取り申請の流れと注意点

前のステップはこちら:
家族が亡くなった後の手続き④⑤|年金受給停止の手続きと必要書類

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