墓じまいは、費用や手続きといった現実的な準備に加えて、家族や親族への説明、気持ちの整理など、心の面でも大きな負担があります。
私たちも最初は「本当にこれでいいのだろうか」「どんな流れで進むのか」と不安を抱えながら準備を進めていきました。
しかし、必要な段取りをひとつずつ確認し、お寺や石材店の方と丁寧に相談していく中で、不安は少しずつ整理され、最終的には「やってよかった」と思えるところまで気持ちが落ち着いていきました。
この記事では、実際に墓じまいを行った経験をもとに、
- 当日の作業の流れ
- かかった費用
- 家族・親族とのかかわりの中で感じたこと
を具体的にまとめています。
これから墓じまいを考えている方が、当日の流れをイメージしやすくなり、不安が少し軽くなるきっかけになれば嬉しいです。
当日の動き|スムーズに進めるための段取りポイント
当日は、予定時刻の30分ほど前にお寺へ到着しました。住職さんへご挨拶をして、閉眼供養・遺骨の取り出し・永代供養塔への納骨といった一連の流れを再確認します。
小雨がぱらつくあいにくの天気ではありましたが、すでに石材店の方が作業に入っていて、お墓の前にはテントが設営されていました。
「当日、誰がどのタイミングで動くのか」が共有されていると、とても安心できます。
遺骨取り出しと納骨の流れ|知っていると安心できる作業の実際
閉眼供養ののち、遺骨の取り出しへ進みました。長く納められていた遺骨は湿気を含むため、思った以上に重くなることがあります。祖父の遺骨も40年以上経っており、かなり重く感じました。
石材店の方が丁寧に作業を進めてくださったおかげで、落ち着いた気持ちで見守ることができました。
永代供養塔への納骨は、家族全員で少しずつ行いました。
そのとき、自然と祖父・祖母へ「ありがとう」という気持ちが湧いてきたことを覚えています。
墓石撤去は数日かかる|作業期間と費用精算の注意点
遺骨の取り出しと納骨が終わったあと、住職さんへお礼を伝えました。
墓石の撤去や更地仕上げは当日には終わらず、数日〜1週間ほどかけて行われます。今回は石材店と住職さんが連携してくださっており、安心してお任せできました。
費用は、事前に相談したうえで振り込みで納めました。(追加費用なく予定通りの90万円でした)
高額の現金を持ち歩く必要がないので、オンライン振り込みがおすすめです。
墓じまいでは費用面だけでなく、お寺との連携がとても重要で、進行の仕方をよく理解している地元の石材店や、お寺の近くで長く営業されている石材店を選ぶことで、費用では測れない「安心」や「スムーズな進行」が得られることを実感しました。
web検索して見つかる業者さんも多くありますが、地元ならではの“信頼関係”がもたらす良さも、選択肢に入れてみると良いかと思います。
シリーズ全体の手続きをまとめたハブ記事はこちら:
墓じまいの流れと費用まとめ(ステップ①~⑤)
親戚との時間が心を整えてくれる|最後に『ありがとう』を伝える
作業が終わってから、親戚の方々と食事をしました。
祖父母や父の思い出を語りながら、穏やかであたたかい時間を過ごすことができました。
「寂しさ」や「これでよかったのか」という迷いは、
誰かと共有されたときに、形を変えるものなんだなと感じました。
まとめ|墓じまいは“やり切ること”で意味が生まれる
墓じまいは、費用や段取りだけではなく、家族や親戚との気持ちを整えていく時間でもあります。
準備が大変に感じる瞬間もありますが、一つずつ進めていくことで不安は少しずつ軽くなり、最後には「やってよかった」という納得に変わりました。
無理に急ぐ必要はありません。
まずは家族で“話題にする”ところからで十分です。
最後に残った気持ちは、「ありがとう」でした。
前のステップはこちら:
墓じまい費用の相場と見積もりの比較(ステップ④)

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